ここの狭さでは、これ以上空間を使おうとすると、どちらかが濡れてしまう。
雨を避けるには、この姿勢しかなかった。
片手でつばめの躰を支え、引き寄せるように突き入れる。

つばめ「あんッ!!!」

智秋「……痛い、か?」

確認の意味を込めて、訊ねてみる。

つばめ「だ……大丈夫……だ……から……」